『コヤソニ』大トリにコロッケ降臨、新境地「EDMさそり座の女」披露し盛り上げる
小籔千豊による音楽フェス『コヤブソニック 2024』が9月16日に「インテックス大阪」(大阪市住之江区)にておこなわれ、最終日のトリを大御所ものまねタレント・コロッケが飾った。 【写真】「EDMさそり座の女」で盛り上がる会場 吉本新喜劇の人気座員・小籔千豊が「お笑いと音楽の融合」をテーマに2008年より取り組んできた同フェス。今回、大トリを飾ったのは大御所ものまねお笑いタレントのコロッケだ。本番前におこなわれた囲み取材には、コロッケと主催の小籔、お笑いコンビ・エルフ(荒川、はる)が登場した。 3日間にわたっておこなわれたフェスの大トリを飾る心境を聞かれたコロッケは、「広々と楽しくやろうと思ってます。営業やライブは嫌っていうほどやってますから、特別緊張っていうのはね」とベテランの貫禄を見せつつ、「ただお客さんが若いから。俺のネタがどこまで通じるかっていうのはね。今回、美川(憲一)さんの『さそり座の女』をEDMバージョンで作ってきたんで」と意気込みを見せた。 レジェンド芸人が見せる精力的な様子に、小籔も「想像つかないけど楽しみですね。この年代の方の口からEDMって聞いたことない」と圧倒された様子だった。 本番を迎え、小籔の「プレミアチケットすぎて。生で見れることなんてもうないかも」という興奮まじりの呼び込みを受け、「こっからはものまねで盛り上がっていこう!」とパワフルに登場したコロッケ。玉置浩二からスタートし、郷ひろみや沢田研二、平井堅や森山直太朗と多彩なレパートリーのものまねを次々に繰り出した。 その後も軽快なトークを交えつつ、武田鉄矢が歌う『香水』や福山雅治が歌う『香水』、BTSの『Dynamite』のパロディ、昨年大ヒットしたドラマ『VIVANT』のワンシーン、作品ファンからお叱りを受けたという『鬼滅の刃』のものまねなどトレンドを抑えたネタも披露。 さらに、『水曜日のダウンタウン』でも話題となった鉄板ネタ「五木ロボットひろし」で観客の心を掴むと、本番前に宣言していた通り「EDMさそり座の女」をラストにお披露目し、会場を華やかに盛り上げていた。 取材・文/つちだ四郎