「ビタミンD」のサプリメントが大事な理由をスポーツ栄養士が解説
ビタミンDを豊富に含む食材は?
もともとビタミンDを含む食材は非常に少なく、脂の多い魚や卵などに限られている。ビタミンDが強化された食品を摂取してもニーズを満たせる可能性は低いので、ビタミンDは本当にサプリメントで補充するべき数少ない栄養素の1つと言える。
1日に必要なビタミンDの摂取量は?
1日に必要なビタミンDの摂取量は血中のビタミンD濃度次第。血中のビタミンD濃度が十分な人は1日2000IUを目安にしよう(特に9月から4月の秋冬)。 血中のビタミンD濃度が50~75nmol/Lの人は1日5000IUを摂取するべき。 血中のビタミンD濃度が30nmol/L未満でビタミンD欠乏症の可能性が高い人は摂取量を増やす必要があるので、医師か栄養士に相談を。 なお、ビタミンDにはD2とD3の2種類がある。D2は植物由来でビタミンDが強化された食品や一部のサプリメントに含まれており、D3は人間の体内で自然に作られ、動物性食品に含まれている。 でも、D2とD3のサプリメントの効果を比較した対照試験のメタ分析により、血中のビタミンD濃度を高めて長時間キープする能力はD2よりD3のサプリメントのほうが高いことが分かっている。 また、ビタミンDのサプリメントはスプレーもカプセルも効果的とされているので、形状は自分の好みと続けやすさで選べばいい。 ※この記事は、イギリス版『Runners World』から翻訳されました。