●気象概況 　日本付近は冬型の気圧配置となっています。また、日本海は気圧の谷となっています。冬型の気圧配置は10日にかけて続き、東北地方の上空約5000メートルには、氷点下39度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。また、9日は低気圧が日本海から東北南部へ進むでしょう。 　このため、東北日本海側を中心に大雪となる所があるでしょう。 　東北地方の海上では、雪を伴った西または北よりの強い風が吹く見込みです。気圧の傾きが予想よりも大きくなった場合は、警報級の風となる可能性があります。 　また、気圧の谷や上空の強い寒気の影響により、東北日本海側を中心に大気の非常に不安定な状態が続くため、積乱雲が発達して雷の発生する所がある見込みです。 ●雪の予想 8日12時から9日12時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 　　東北日本海側　山沿い　70センチ 　　東北日本海側　平地　　50センチ その後、9日12時から10日12時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 　　東北日本海側　山沿い　70センチ 　　東北日本海側　平地　　50センチ その後、10日12時から11日12時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 　　東北日本海側　山沿い　50センチ 　　東北日本海側　平地　　30センチ 10日にかけて、積雪が急激に増加するおそれがあります。 ●風の予想 9日に予想される最大風速（最大瞬間風速） 　　東北日本海側　海上　18メートル　（30メートル） 　　東北太平洋側　海上　18メートル　（30メートル） 10日に予想される最大風速（最大瞬間風速） 　　東北日本海側　海上　18メートル　（30メートル） 　　東北太平洋側　海上　15メートル　（25メートル） ●防災事項 　東北日本海側南部では、8日夜のはじめ頃から10日にかけて、大雪による交通障害、屋根からの落雪、建物や農業施設への被害に警戒し、電線や樹木への着雪、なだれに注意してください。東北地方の海上では、9日から10日にかけて、雪を伴った西または北よりの強い風に注意・警戒してください。 　また、東北日本海側を中心に、9日にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうに注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。