インターネットでの調べもの、YouTubeで検索する人が増加傾向に
知りたい情報を検索する際、どの検索ツールを使うだろうか。「Google」や「Yahoo!」などの検索エンジンに加えて、SNSなど情報検索に使えるツールが増加しており、欲しい情報によって無意識に使い分けているはずだ。今回は、検索ツールの傾向、検索方法、検索後の行動などの調査結果を紹介しよう。 【画像でわかる】意外と知らない「Google」「ヤフー」検索と「Bing」検索結果の違い
検索の仕方に男女の差が見られる
ナイルは2024年7月19日~7月23日に、男女4017名を対象にインターネット利用時の検索行動に関するアンケート調査を実施した。「インターネットで調べ物をする時、もっとも利用頻度の高いものは?」と質問すると、1位が「Google(50%)」、2位が「Yahoo!(25.2%)」、3位が「YouTube(5.3%)」という結果に。前回の調査では3位に「Twitter(5%)」がランクインしていたが、今回の調査では「X_旧Twitter(4.4%)」となり、0.6ポイントマイナスで4位となった。 さらに男女別で見てみると、男性は「Google(54.3%)」「Yahoo!(24.3%)」「YouTube(6.4%)」の順で、女性は「Google(46.3%)」「Yahoo!(25.9%)」「Instagram(5.7%)」の順で検索しており、男女ともに「Google」の利用が圧倒的であることが分かった。男女の違いが見られたのは3位だ。前回調査より2.1ポイント伸ばして男性は「YouTube」を検索に利用している。解説系動画を参考に調べ物をしているのだろう。一方で女性は「Instagram」を検索に利用しており、物事の背景などを知りたいというより、見た目や個人の感想といった情報を参考にしているのかもしれない。
予測キーワードで検索する割合が増加
利用頻度の高い検索エンジンについて見てきたが、欲しい情報を得るためにどのように検索をするのだろうか。検索エンジン利用時のキーワード検索の方法について質問すると、「キーワードを複数入力する(70%)」がもっとも多く、次いで「キーワードを1つ入力する(59.2%)」「キーワードを入れたあとに出る、予測キーワードで検索する(33.6%)」だった。「キーワードを入れたあとに出る、予測キーワードで検索する」が前回調査より12.8ポイント増加している一方で、「1回の検索で回答が出ず、複数回検索する」と回答した割合は前回より9.6ポイント減少する結果となった。AIツールの浸透によって、検索予測などへの抵抗がなくなってきたのかもしれない。