魅力や伝統を英語でPR 都市部の学生迎え動画制作 【長野県喬木村】
外部人材を活用した交流人口の創出に取り組む長野県喬木村は8、9日、都市部の学生7人を迎え、村の魅力を英語でPRする1分程度のショート動画を作る「クリップフェスタ」を初開催した。 都市部の大学生らに村の魅力を知ってもらい、外からの視点を生かしたPR素材を制作しようと企画。インバウンドをはじめ、各種体験の場を提供する教育旅行先としての魅力を高める施策の参考にするとともに、地元高校生にボランティアスタッフとして加わってもらうことで、同年代の交流促進を狙う。 今回は、東京、神奈川、大阪などから高校生、大学生が参加。村伝統の和傘「阿島傘」の制作を体験したり、村内の自然や景観に触れたりしながら、スマートフォンで思い思いに動画を撮影・編集し、英語での説明を添えていった。 情報経営イノベーション専門職大学(東京)2年の学生は「地方には素晴らしい伝統が数多く残る一方、見せ方が分からず埋もれているケースが多いと思う。見た人に『きれいだね』で終わらせず、『行ってみたい』『体験したい』と思わせる動画を作りたい」と話した。 完成した動画は、動画サイト「ユーチューブ」での公開を計画している。