被災地の人口減少続く 被害大きかった自治体では大幅に
能登半島地震の発生以降、被害が大きかった自治体では、人口の減少が続いています。今年3月の1か月間で奥能登2市2町の人口が800人ほど減ったことが石川県のまとめで分かりました。石川県の人口は4月1日時点で110万1105人で、前の月に比べ3482人減少しました。 奥能登全体では789人減って5万3103人となり、前の年の同じ月に比べ3264人少なくなっています。人口の減少数を前の年の同じ時期と比べると輪島市で196人増え351人、珠洲市では4倍以上となる151人、能登町や穴水町でも大幅に減っています。 また、転出者数は745人と、454人だった前の年を大きく上回り人口規模が大きい七尾市でも461人が地元を離れました。少子高齢化が問題となっている能登地域では今回の地震で加速する人口減少への対応が大きな課題となっています。
北陸放送