ライブイベント「Nj Carnival」が26日に開催

「Nj Carnival」が東京・南青山MANDALAで開催される

　テレビプロデューサーで音楽活動も行うNj（西田二郎）が、ジャンルと世代を超えたかつてないライブイベント「Nj Carnival」を26日に、東京・南青山MANDALAで開催する。85歳の国際的ジャズボーカリストMasumi Ormandyと、『はじめてのおつかい』挿入歌で話題のKengo.が夢の共演を果たす。 　Njこと西田二郎は、テレビ界では『ダウンタウンDX』『ガリゲル』などの人気バラエティー番組の演出を手掛けた名物プロデューサーとして知られている。現在はコンテンツ戦略およびDX推進の分野でテレビを支え、未来のテレビの開発に尽力している。音楽活動においても『水曜どうでしょう』の藤村忠寿エグゼクティブディレクターとのコラボレーションや、京都フィルハーモニー室内合奏団とのコンサート開催など、着実に活動の幅を広げている。 　今回の「Nj Carnival」は、Njにとって約5年ぶりとなる関東での開催。出演者のラインナップが業界関係者からも「前代未聞」「異色」と評される中、特に注目を集めているのが85歳の国際的ジャズボーカリスト、Masumi Ormandyの参戦表明だ。 　Masumi Ormandyは、ボーカリストとしてだけでなく、英語教育者としても著名な人物。1973年に東京で“Pacific Language School”（PLS）を夫と共に設立し、半世紀にわたり英語教育に尽力してきた。その活動範囲は日本国内に留まらず、アメリカやヨーロッパ各国にも及び、音楽を通じた文化交流にも積極的に取り組んでいる。 　対するは、大人気テレビ番組『はじめてのおつかい』の挿入歌が話題のKengo.だ。元サラリーマンという経歴を持つKengo.は、わずか数年で音楽界の注目株へと駆け上がった。Kengo.は人気お笑いコンビ・チョコレートプラネットとの深い関わりも持ち、楽曲制作を担当するなど、エンターテインメントの新しい可能性を追求している。 　Njは、「カーニバル」という言葉に独自の解釈を示す。「カーニバルの意味とは、ライブ全体を通して一本の幹を持つことです」と語り、従来のフェスティバルとの違いを強調。「Nj Carnival」では、異なるアーティストのメンタリティーにNjが焦点を当て、ライブを構成するという。 　イベントの核となるのは、Njの20年におよぶ『ダウンタウンDX』の前説MCの経験を活かしたステージMCと、C＆Kや島袋寛子氏の楽曲、そして演奏サポートを務める栗本修のピアノが、異なるジャンルや世代の音楽を融合させる触媒の役割を果たす。 　Njの音楽への道は、個人的な経験から始まった。2015年夏、母が突然病に倒れ余命宣告を受けた際、母が以前から作っていた歌詞に曲をつけ、毎日病床で歌うことで奇跡的な回復が起こった。この経験がNjを音楽の道へと導いた。 　Njの音楽は、ジャンルにこだわりがなく、どこか自然で、不思議に胸を打つ。京都フィルハーモニー室内合奏団の小林明理事長は、「ここまで音楽理論に縛られないで音楽に向き合うことができる人がいるのには驚いた」と評価する。 「Nj Carnival」では、このNjの音楽哲学が、さまざまなアーティストとの共演を通じてより豊かな広がりを見せることになる。85歳のジャズボーカリストMasumi Ormandyの経験豊かな歌声、Kengo.の新鮮な感性、Njの自由な音楽性、そしてC＆Kや島袋寛子の個性的な楽曲を作ってきた栗本修の魔法のピアノによって紡ぎ合わされ、唯一無二の音楽体験を生み出す。 　マーケターキャリア協会代表理事の田中準也氏は、「ビジネスとアートが分け隔てなく、一つのコミュニティーにできたらと立ち上げたJ LIVE DAY。Njの持つ精神性は、我々にも刺激を与えてくれるはず」と、Nj参画へのラブコールを送る。 「Nj Carnival」は、単なるライブの域を超え、音楽の持つ力、そして人々を繋ぐ力を改めて世に問う機会となりそうだ。特に、Njの多彩な経歴と、Masumi Ormandyの参加は、音楽とメディア、教育の融合という新たな可能性を示唆するものとして、幅広い分野から注目を集めている。