鉄道貨物が無くトラックが輸送の"要"、「物流が不利」な高知の“新拠点”に 面積約4万㎡、"高知最大級"の「物流センター」建設へ
テレビ高知
高知県内最大規模の「物流センター」が高知市に建設されることになりました。「物流が不利なエリア」だとされている高知で、新たな“物流の拠点”になると期待されています。 【写真を見る】鉄道貨物が無くトラックが輸送の"要"、「物流が不利」な高知の“新拠点”に 面積約4万㎡、"高知最大級"の「物流センター」建設へ 新たな物流センターは、高知市布師田の高知中央産業団地に建設される予定で、8日は建設を前に地鎮祭が行われ、関係者が工事の安全を祈願しました。 県内の物流をめぐっては、営業倉庫の数や面積が他の県に比べて少ないうえ、「物流の2024年問題」による人材不足などで「2030年には県内の荷物の42%が配送できなくなる」という分析データもあり、業界では「物流が不利なエリア」だと言われているということです。 ◆LIVORT(高知通運社長) 曽志崎 雅也 専務執行役員 「鉄道貨物が来ていない、トラックだけで輸送している、地域的に見ても非常に『物流が不利なエリア』なうえ、南海トラフ地震などのリスクに対応できない」 こうしたことから、県内の運輸業者などから成る持ち株会社「LIVORTグループ」が、高知中央産業団地内の分譲地を購入し、大型の「物流センター」を建設することになりました。 新たに建設予定の物流センターは、およそ4万㎡の敷地に、2つの大型倉庫を建設予定です。 高知ICから車でおよそ6分と利便性が高く、津波浸水区域外にあるため災害時の支援物資の集約施設としても活用できるということです。 高知県内では最大規模の物流センターとなる予定で、高知の“物流の拠点”になると期待されています。 ◆LIVORT(高知通運社長) 曽志崎 雅也 専務執行役員 「高知県内の各企業が、いろんな物流問題やロジスティクスのことを考えていると思うが、そういった問題点の改善に役立て、物流の効率化を進めていただければ」 センター内の2つの大型倉庫は、2025年11月に竣工予定で、2026年春から稼働する予定です。
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