チューリップ開花心待ち 25年春に向け富山県砺波市の児童、フェア会場周辺で球根植える
来春のとなみチューリップフェアに向け、富山県砺波市内の小学生によるチューリップの球根の植え込み体験が22日、フェアの会場となる同市の砺波チューリップ公園周辺の花壇で始まった。児童たちはきれいな花が咲くことを願いながら一つずつ丁寧に植えた。 22日は庄川小学校の3年生26人が、県花総合センターから砺波チューリップ公園までをつなぐ「フラワーロード」の約50メートルに、鮮やかな赤色の花を咲かせる「レッドプラウド」の球根約1800個を植えた。 児童は、チューリップ四季彩館企画普及係の三上亜紀代係長から植え方を教わり、シャベルで15センチほど掘った穴に球根を入れ、優しく土をかぶせた。森田崚矢さん(9)は「フェアに訪れる人や花が好きなお母さんにきれいに咲いたチューリップを見てほしい」と開花を心待ちにした。 植え込み体験事業は、砺波市の花であるチューリップへの理解を深めてもらおうと、市花と緑と文化の財団が2003年から実施。11月15日までに市内8校の2、3年生365人が、学校ごとに「レッドプラウド」や黄色の花を咲かせる「ムスカデット」の球根計2万5700個を植える。