願い込めた絵馬 清流へ 倉吉・白壁土蔵群沿い 玉川で「打吹流しびな」
倉吉市の春の風物詩「くらよし打吹流しびな」が7日、同市の観光名所の白壁土蔵群沿いを流れる玉川で行われた。子どもたちがそれぞれの願いを込めた絵馬を清流に流し、保護者や観光客らがほほ笑ましく見守った。 倉吉打吹ライオンズクラブ(LC、木村まゆみ会長)が子どもの成長と玉川の浄化を願って毎年開催。市内の保育園、幼稚園の年長児らがひな人形をあしらった絵馬に「友達がいっぱいできますように」「アイドルになれますように」などと願い事を書き、菜の花で彩られた玉川に流した。 流した絵馬は同LCが下流で回収し、近くの賀茂神社に奉納する。 倉吉幼稚園の河原拓郎ちゃん(5)は「『かないますように』とちゃんとお願いしながら流した」とにっこり。木村会長は「子どもたちの成長と清流の蘇生を願い、これからも続けていきたい」と話した。
日本海新聞