年内にウクライナショック並みの油価高騰が起きかねない
再び上昇の気配が漂ってきた原油価格。年内にもロシアのウクライナ侵攻時の価格まで上昇しそうだという見方も出てきた(イメージ写真:YsPhoto/PIXTA)
低迷してきた原油価格に動意が見られる。原油WTI価格は3月から6月にかけ、1バレル=66~67ドルまで下落する場面を数回経験し、下値を模索する展開が続いた。だが、7月13日には76.9ドルまで反発した。 昨年以降の原油WTI価格の動きを振り返ってみよう。2022年年初はほぼ現在と同水準の76ドル程度だったが、ロシアのウクライナ侵攻を受けて3月8日に123.7ドルと、一気に120ドル台乗せとなった。 その後は同年6月まで、ロシアに対する西側諸国の経済制裁とそれに対するロシア側の報復の思惑などから、95~123ドルのレンジで乱高下した。だが、6月8日の122.1ドルをピークに下落傾向となった。
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新見 未来