寺地拳四朗、防衛戦に米メディアも期待の声! “4団体王座統一”へ向けて「快挙を成し遂げるチャンスが目の前に広がる」とエールも
1月23日、エディオンアリーナ大阪で、WBA・WBC世界ライトフライ級王者・寺地拳四朗(BMB)と、元WBA世界ライトフライ級王者であるカルロス・カニサレス(ベネズエラ)によるタイトルマッチが行なわれる。 【PHOTO】井上尚弥がKO勝利!史上2人目となる2階級での4団体統一王者に輝く! 現在、2団体王者である寺地はプロキャリア23戦22勝1敗14KOを記録、直近4試合ではいずれもKO勝利を挙げており、今年最初の防衛戦でも、持ち前のアグレッシブファイトへの期待は大きく、同階級で圧倒的な強さを誇っている。 寺地はかねてより公言している “4団体王座統一”を達成するために、負けが許されない戦いであることは言うまでもないが、今回の対戦相手であるカニサレスも元世界王者の実績を持つだけに、評価は決して低くはない。試合開始のゴングが目前となった現在、米メディアもこの戦いが寺地にとって簡単な一戦ではないと報じている。 米ボクシングサイト『BOXINGSCENE』は現地時間1月18日、「ケンシロウはライトフライ級のパズルをクリアできるのか?」と銘打ったトピックを配信。寺地のこの試合での防衛や、今後の王座統一について見解を示す内容となっている。 同メディアは、同じ日本人ファイターである井上尚弥や井岡一翔とは、知名度や実績で劣ると前置きしながらも、「(寺地が)日本にとっての素晴らしい時代に、エリートでエキサイティングな才能を持っていたことを証明している」と評価し、続けて「タイトルマッチ14戦9勝(現在4連勝)1KO1敗という王者としての成績は、その道程にスリルをもたらしてきた」とここまでのキャリアを称賛した。 また、挑戦者として迎えるカニサレスについても「リング上でタイトルを獲得した、この階級の本格的なコンテンダー(競争者)だ。2021年にエステバン・ベルムデスにKO負けを喫して以来、カニサレスは4連勝中」と強調。この一戦を「多くのノックアウトを証明してきた2人の戦い」などと見通している。 加えて、現WBO王者のジョナサン・ゴンサレス(プエルトリコ)や、現IBF王者であるエイドリアン・クリエル(メキシコ)、さらにWBC、WBOランキング1位につける岩田章吉(帝拳)の名前を挙げながら、「ケンシロウの王座統一への道のりは一直線ではないかもしれない」と展望を示した。 その上で、「しかし、2023年までずっとそうであったように、(王座統一への)道はある。そこに至るには、カニサレスを突破しなければならない」と断言し、「そうすれば、ライトフライ級で初の快挙を成し遂げるチャンスが目の前に広がる」と主張している。 今月6日に32歳を迎えたばかりの王者がどんなファイトを繰り広げるのか。試合当日、進化を続ける王者の姿には、多くのファンの視線が注がれるはずだ。 構成●THE DIGEST編集部