給食でホタテ「おいしい」 まるごと根室、無償提供
北海道根室市のねむろ水産物普及推進協議会(まるごと根室)は7日、市内の小中学校と義務教育学校の給食用に、地元産の水産物を無償提供した。昨年から実施しており、今回は冷凍ホタテ貝柱を提供し、「ホタテ入り和風チャウダー」の具材として味わってもらった。 2017年に「さかなジャパンプロジェクト推進協議会」が3月7日を「さかなの日」に、21年には水産庁が毎月3~7日を「さかなの日」と制定。これに合わせて、地元水産物を無償提供し学校給食に取り入れてもらうことで、子供たちへの食育活動を通じた地産地消および魚食普及の推進を目指している。 ホタテは市内の山十前川商店、マルナカイチ杉山水産、マルイチダイ大場水産から同協議会が購入した冷凍ホタテ貝柱約69㌔を、ホタテ入り和風チャウダーとして各校に提供。このうち市立花咲小学校の3年生児童21人は、パンなどと一緒においしそうに味わっていた。児童の1人は「ホタテは初めて食べたが柔らかくておいしかった」などと話していた。 また、この日は根室地区集落協定管理委員会の牛乳乳製品消費拡大事業として「べつかいののむヨーグルト」1666本が、市内小中学校と義務教育学校の給食メニューとして提供され、児童からは「すごくおいしい」などの声が上がっていた。
釧路新聞