アダルトビデオの契約書交付せず 被害救済法違反容疑で東京都の40代男を逮捕 佐賀県警初摘発
アダルトビデオ(AV)に出演した女性に契約書などを交付しなかったとして、佐賀北署は1日、AV出演被害防止・救済法違反の疑いで東京都渋谷区道玄坂2丁目、自称自営業の男(44)を逮捕した。同法の2022年6月の施行後、佐賀県警による摘発は初めてとなる。 逮捕容疑は昨年8月25日、県内のホテルで、20代の女性出演者に対して契約事項を記載した書面を出して説明せず、契約書を交付しなかった疑い。同署によると、容疑を認めている。 同署によると、昨年9月に女性が「インターネットで出演の求人に応募して撮影されたが、契約書交付などを受けていない」と同署に相談していた。 同法では、契約締結時に制作者側が出演者に契約書を交付し、契約内容について説明する義務がある。