藤青雲が幕下優勝 昨年の学生横綱・草野との全勝対決を制す…再十両が確実に
◆大相撲 ▽夏場所13日目(24日、東京・両国国技館) 東幕下11枚目・藤青雲(藤島)が昨年の学生横綱で幕下最下位格付出・草野(伊勢ケ浜)を寄り倒して幕下優勝を果たした。幕下15枚目以内で7戦全勝としたため、来場所の再十両が確実に。「(前回の新十両を決めた時よりも)今回の方がうれしいですね」と笑顔で語った。 藤青雲は23年夏場所で明大出身力士としては武雄山以来、23年ぶりの新十両となったが、翌月の6月に右膝前十字じん帯を断裂し離脱。手術を経て今年1月の初場所で4場所ぶりに復帰し三段目優勝、先場所は幕下で4勝3敗だった。膝の回復具合は「80%」と明かし、現在もリハビリを続けているという。 9勝を挙げた新十両場所から1年となったが、「(ケガ前より)確実に強くなっている。幕内を目指して体をつくっていきます」とさらに上を見据えた。
報知新聞社