磐田をJ1に導いた男。“ドゥドゥ被り”で登録名変更のエドゥアルドが背負う千葉での昇格請負人としての大役
ボランチが主戦場も求められれば臨機応変に
小林慶行が就任して2年目、J2を制してのJ1復帰を目指す千葉が1月13日に新体制会見を実施。新助っ人として期待を集めるのが、昨季、来日2年目で磐田をJ1に導いたブラジル人MFエドゥアルドだ。 【PHOTO】リーグ優勝で昇格が明確な目標!悲願のJ1復帰へジェフユナイテッド千葉が新体制発表! ただ、エドゥアルドと聞いて違和感を抱く人もいるかもしれない。それもそのはずで磐田時代の登録名はドゥドゥ。もっとも千葉には、昨夏に加入したアタッカーのドゥドゥがすでに在籍しており、登録名変更を選択したのだ。その経緯を笑顔で語る。 「ジェフから話をいただいた時に、どうしようかと、この問題が真っ先に頭に浮かびました。ただ自分は上下関係をリスペクトするタイプなので、ドゥドゥさんがいること、そして自分は名前のルイス・エドゥアルドを非常に気に入っていることで、エドゥアルド、(愛称)エドゥーをチョイスをしました」 ただし、チーム内でドゥドゥの名前が呼ばれると、やはり反応してしまうようで、新たなサインも考え中だという。 昨季は磐田で39試合で9ゴール・4アシストの活躍を見せ、昇格の原動力になった。本来はボランチを主戦場としながら、チーム事情や監督の要望もあり、中盤2列目でエネルギッシュなプレーを披露し、多くのゴールに関わってきたのだ。 プロフェッショナルな選手で「監督が他のポジションでのプレーを求めるなら常に最善の準備で期待に応えたいです」と殊勝なコメントも残す。 それは日本語を学ぶ姿勢にもつながる。 「もちろん通訳の存在は僕らにとって重要ですが、ピッチで彼らが通訳できることは限られているので、基本的な日本語は勉強をしようと思っています」 オフには日本語をより覚えるために本も購入したという。 「ひ、た、む、き、に」 取材の最中には、平仮名も分かると、壁に張ってあったポスターの言葉を読み上げてくれた。来日3年目とはいえ、かなりの上達ぶりと言えるだろう。 改めて千葉で求められるのは、昨年磐田で昇格を成し遂げたその経験値を還元することである。 「ジュビロで得てきたことは、自分のキャリアでも非常に自信につながりましたし、自信を持って千葉にきました。自信を力に変え、能力を見せ、去年のジュビロでしたプレーよりもさらに活躍したいです。常に向上心を持つことで、サポーターの期待に応えられると思います」 2年連続での歓喜を手にできれば、まさに昇格請負人としての面目躍如である。 取材・文●本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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