伝説の名車「トヨタ・2000GT」も走行、大阪港区にクラシックカーの博物館
赤レンガ倉庫とクラシックカーのコラボ 大阪港区に博物館 THE PAGE大阪
赤レンガ倉庫がクラシックカーミュージアムに──。輸入車や国産車のディーラー、中古車買取・販売で知られるGLION(ジーライオン)が、大阪市港区海岸通にある「築港赤レンガ倉庫」をリノベーションしクラシックカーミュージアム「GLION MUSEUM(ジーライオンミュージアム)」を13日にオープンさせる。9日に内覧会が行われ「ハドソン リムジン」「ロールスロイス シルバーレイス」という高級クラシックカーや、伝説の名車「トヨタ・2000GT」を実際走行する姿などが披露された。同倉庫は、大阪市などが有効利用などを模索していた場所であり、同社では「今後のベイエリア発展にもつなげていきたい」と話している。
赤レンガ倉庫に並ぶクラシックカー
このミュージアムが作られた「大阪築港赤レンガ倉庫」は、1923年10月に住友倉庫によって建設されたもので、大阪では数少ないレンガ建築だという。1999年に住友倉庫から大阪市に移管され、有効利用を模索していた。 そこで、ジーライオングループが歴史的建造物と歴史的価値のあるクラシックカーとのコラボでよみがえらせようとリノベーションを計画した。
同クループは、T型フォードの通称で知られる「フォードモデルT」や「ロールスロイス シルバーレイズ」、アメリカのボクシング世界ヘビー級王者ジャックデンプシーの愛用車でも知られた「ハドソン リムジン」など200台以上のクラシックカーを持っており、このミュージアムではその中から常に50台を展示する予定。そのため、いつ来ても展示される車が違っている楽しみも生まれるという。
トヨタ・2000GTが颯爽と走る姿も
また、1970年代に活躍した名車なども多数展示。「トヨタ2000GT」や「いすゞ・ベレット」といった名車もズラリ展示。2000GTは走る姿も披露され、倉庫街にエンジン音が響き渡る中、颯爽とした走りで報道陣らをうならせた。
同ミュージアム関係者は「13日のオープン時には、べレットのオークションなどが行われます。芸能人とデートできる企画もあるかもしれません。70年代に活躍した車の販売なども行っておりますので、車に興味をお持ちの方はぜひおこしください」などと笑顔で話していた。