UPS、傘下のコヨーテ売却でRXOと合意-1600億円余りで
(ブルームバーグ): 米RXOは米ユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)傘下でアセットライト型貨物仲介事業を手掛けるコヨーテ・ロジスティクスを10億ドル(約1600億円)余りで買収することで合意した。
これにより、RXOは北米3位の仲介輸送業者となる。
ノースカロライナ州シャーロットに本拠を置くRXOは23日の発表資料で、株式・債券の発行で買収資金を賄うと説明。それには、MFNパートナーズとオービス・インベストメンツの主要株主2社による各3億ドル、2億5000万ドルの株式投資が含まれるという。
RXOのドリュー・ウィルカーソン最高経営責任者(CEO)は、「コヨーテの事業を迅速に統合し、当社の最先端技術を活用することで、買収による大きなシナジー(相乗効果)を実現する。コヨーテの顧客基盤が加わることで、当社と100万ドル超の取引を行う顧客数は約80%増加する」などと指摘した。
米銀ゴールドマン・サックス・グループがRXOの財務アドバイザーを、法律事務所ポールウェイス・リフキンド・ウオートン・アンド・ガリソンが法務アドバイザーを務めている。
原題:RXO Agrees to Buy UPS Unit Coyote Logistics for $1 Billion(抜粋)
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Kiel Porter