〈1.1大震災〉 校舎違っても「西荒屋小」 内灘、他校の教室借りて
内灘町で唯一、地震による被害で学校が再開できていなかった西荒屋小が22日、約5キロ離れた同町鶴ケ丘小の教室を借りて授業を始めた。 全校児童49人のうち46人が新たに用意されたスクールバスや保護者の車で登校。会議室で行われた始業式で元気な声で校歌を歌った。浮田いづみ校長が「校舎は変わってしまいましたが、ここはみんなの西荒屋小です。楽しい学校をつくっていきましょう」とあいさつした。 始業式に合わせ、米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手から贈られたグラブがお披露目された。6年の岡野奨万君(12)は「地震で落ち込んでいた気持ちが大谷選手からのプレゼントで少し明るくなった。学校生活が楽しみ」と笑顔を見せた。