歩行者による渋滞だけじゃない…「都内や埼玉ナンバーの車」でライブ後のKアリーナ横浜周辺は大混雑
9月29日に横浜・みなとみらいに収容人数2万人を超えるミュージックアリーナである「Kアリーナ横浜」が開業した。 【写真】すごい…真っすぐ歩けないほど大混雑になっているライブ終わりのKアリーナ横浜 隣接している「ヒルトン横浜」「Kタワー横浜」も完成し、地区全体はミュージックテラスと名付けられる等、今後の地域発展に向けて力を入れている区域となっている。 そんなKアリーナ横浜だが、現状あまり評判は良くないようだ。その要因のひとつに、ライブ終わりの凄まじい混雑が挙げられる。 横浜駅から9分の立地であると紹介されているKアリーナ横浜。しかし、実際はライブ終わりに毎回凄まじい混雑が起きており、SNSでは2時間以上かかったという声もあがっているのだ。 実際にライブの観劇に来ている人のなかには 「混雑を避けるために、先に帰ります。この前も、刺されたと嘘を言っている人がいて、何かあったら怖いですから」 と、帰宅のピークを避けるために、ライブの途中で帰宅する人も一定数見られた。 また、車でライブに行った友人や家族を迎えに来ていると見られる人が、周辺の道路で車を一時停車させており、都内や埼玉ナンバーの車によって渋滞が発生していた。 このような状況を受けて、Kアリーナ横浜の運営も対策を続けており、みなとみらい駅方向への誘導や一部歩道の拡幅工事を行い、当初2時間程度かかっていた帰宅時間は、50分程度まで縮まっているとのこと。 実際にライブ終わりに記者が帰宅ラッシュに同行した際も約1時間で横浜駅につくことができた。帰宅ラッシュ対策はしっかり行われているようだ。 今後も、行政による渋滞対策が行われる予定で、約130メートルの「高島水際線デッキ(仮称)」が完成すれば、周辺の混雑は緩和する見通しになっている。 どんなに楽しいライブでも、終了後に渋滞に巻き込まれて長時間歩かなくてはいけないならライブの楽しみも半減してしまう。 そんな、アーティストの魅力とは関係ないところでライブの思い出を壊してしまわないように、早急な対策が求められている。 取材・文・PHOTO:白紙 緑
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