ホーム最終戦終えたクロースが本拠地ベルナベウに別れ…「これ以上は望めない。忘れられない10年」
レアル・マドリーのドイツ代表MFトニ・クロースが本拠地サンティアゴ・ベルナベウでのラストマッチを振り返った。クラブ公式サイトが伝えた。 先日、今夏のユーロ2024を最後に現役引退することを表明したクロース。マドリーではチャンピオンズリーグ(CL)決勝のドルトムント戦も残すなか、25日にはラ・リーガ最終節のレアル・ベティス戦に臨んだ。 試合は結果的にゴールレスドローに終わるも、先発したクロースは85分までプレー。ベンチに下がる際、スタジアムは大歓声に包まれた。 試合後、ホームでの最終戦を終えたクロースはその想いを告白。これまで自身をサポートしてくれたファンや、2014年7月に加入して以来プレーしてきたサンティアゴ・ベルナベウに別れを告げた。 「話すのは簡単じゃなくて、ありがとうしか言えない。マドリーファンの皆、クラブ、チームメイト、そしてスタジアムのおかげで、僕はいつも家にいるように感じていた。これ以上は望めない。忘れられない10年だった」 「これが最後の試合だと思うと、また違った気持ちで臨むことになる。だけど、僕はいつもここでプレーする時と同じように、自分のプレーを楽しむんだと言い聞かせ、今日の85分間で実際にそうした。とても特別なことだ… 今後数年、それを味わえなくなったらより実感することになるだろう」 また、クロースは多くの喜びを分かち合ってきたチームメイトにも言及。離れるには惜しいチームだと語っている。 「スペシャルなチームだ。良いグループだと常々言ってきた。みんなが僕に敬意を払ってくれた。単に良い選手が集まっているだけではなく、皆がとても良い人だ。このチームはいつだって居心地が良い」 最後に、マドリーにとって15度目となるCL制覇に向けてもコメント。ドルトムントとの決戦に集中するために、今回のベティス戦前に引退を発表したようだ。 「明日からは忘れられるよう、この試合の前に正式発表しておきたかった。ベストなのは、タイトルを獲得して去ることだ」
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