【中継録画】芥川賞に今村夏子さん、直木賞に大島真寿美さん
日本文学振興会は17日夜、第161回芥川賞・直木賞(2019年上半期)受賞作を発表し、芥川賞は今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」、直木賞は大島真寿美さんの「渦 妹背山婦女庭訓 魂結び」が選ばれた。 【動画】第161回「芥川賞・直木賞」発表 受賞者が会見(2019年7月17日) 今村さんは広島市出身の39歳で、3回目のノミネートで受賞。大島さんは名古屋市出身の56歳で、2回目の候補での受賞となった。
芥川賞候補には5作品が上がり、前回に続いて社会学者の古市憲寿さんがノミネートしていたが受賞はならなかった。直木賞候補は6作品で、山本周五郎賞を受賞した朝倉かすみさんら全員が女性で占められていた。 この後、午後7時40分から東京都内で受賞者による記者会見が行われた。
【芥川賞候補】(作者名50音順)
・今村夏子(いまむら・なつこ)「むらさきのスカートの女」(小説トリッパー 春号) ・高山羽根子(たかやま・はねこ)「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」(すばる 5月号) ・古市憲寿(ふるいち・のりとし)「百の夜は跳ねて」(新潮 6月号) ・古川真人(ふるかわ・まこと)「ラッコの家」(文學界 1月号) ・李琴峰(り・ことみ)「五つ数えれば三日月が」(文學界 6月号)
【直木賞候補】(作者名50音順)
・朝倉かすみ(あさくら・かすみ)「平場の月」(光文社) ・大島真寿美(おおしま・ますみ)「渦 妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)魂結(たまむす)び」(文藝春秋) ・窪美澄(くぼ・みすみ)「トリニティ」(新潮社) ・澤田瞳子(さわだ・とうこ)「落花」(中央公論新社) ・原田マハ(はらだ・まは)「美しき愚かものたちのタブロー」(文藝春秋) ・柚木麻子(ゆずき・あさこ)「マジカルグランマ」(朝日新聞出版) ※芥川賞・直木賞作品のはり出しや受賞者会見の模様をTHE PAGEのYouTubeチャンネルでライブ配信します。