【楽天】連勝5でストップも交流戦単独首位はキープ 岸孝之は5回3失点に「出直してきます」
<日本生命セ・パ交流戦:中日3-1楽天>◇9日◇バンテリンドーム 交流戦首位の楽天が逆転負けを喫し、連勝は5でストップした。同2位ソフトバンクが敗れたため、9勝3敗で首位はキープ。4月2日以来の勝率5割復帰はお預けとなった。 先発岸孝之投手(39)は5回9安打3失点で6敗(2勝)となった。1-0の4回無死一、三塁から村松に同点犠飛。なおも2死二塁からカリステに勝ち越しの適時二塁打を浴びた。 5回は連続三振で2死とするも、その直後の四球を起点に3点目を奪われた。「一番良くない3点目の取られ方っていうところが一番の反省点ですかね」と岸。「制球力だったりとかそういう部分でここ何試合かそうですけど、今日も含め納得いかない部分はあるので、ちょっと出直してきます」と話した。 打線は2回に2試合ぶりスタメン出場の阿部が、古巣中日から恩返しの1号ソロを放ち先制した。しかし、2点を追う9回2死二、三塁で代打渡辺佳が凡退するなど、あと1本が出なかった。 ◆交流戦Vの行方 4カードすべて勝ち越しの首位楽天が、球団初の交流戦Vを狙う。過去の最高順位は13年の2位で、昨年初優勝のDeNAに続く8チーム目の優勝となるか。残りはともに6勝6敗の巨人と広島。本拠地で行う強みを生かして逃げ切れるか。追う存在でカギとなるのが上位対戦を残すヤクルト。ビジター6連戦となるが、交流戦でのみずほペイペイドームは通算17勝16敗1分け、同じく京セラドーム大阪は16勝13敗1分けと勝ち越し。敵地での連戦を乗り切れば、18、22年に次ぐ3度目の優勝が見えてきそうだ。