昨秋覇者の大阪ガス敗退、峯岡監督「勝ちゲーム」 都市対抗近畿2次
第95回都市対抗野球大会の近畿2次予選は9日、わかさスタジアム京都で最後の1枠を懸けた第5代表決定戦があり、NTT西日本(大阪市)が大阪ガスに4―3で逆転勝ちし、10年連続35回目の本大会出場を決めた。昨秋の日本選手権覇者の大阪ガスは2年連続で本大会を逃した。 【写真】試合に敗れ、涙を流す大阪ガスの選手たち 大阪ガス・峯岡格監督の試合後のコメントは次の通り。 ◇「結果論かもしれないが…」 (2年連続の予選敗退)全ては私の采配に尽きる。選手は勝ちゲームと言ってもおかしくない試合をしてくれた。私の力不足です。 (先発の大宮隆寛は124球を投げて7回1失点。3―1の八回から2番手・田中誠也を送ったが裏目に出た)結果論かもしれないが、「最後まで彼(大宮)に投げさせていたら」というところもある。その一方で、(大宮は)七回に全力を出してピンチをしのいだ。この試合は他にも2、3回、全力を出し切った回があった。(代え時だと)私が判断した。田中の状態も良かった。 (八回は先頭打者の遊ゴロを高波寛生が悪送球)エラーはつきもの。それを最少失点に抑えていこうとやってきた。これまで彼は守備でもしっかり支えてくれてきた。本人が自分のせいだと思っているのは間違いないが、(敗戦という結果については)彼の責任ではない。 (中心打者の一人の三井健右、リードオフマンの橋本典之をけがで欠いた試合)カバーする選手もしっかり結果を出してくれた。全体として力はつけている。 (監督1年目で厳しい結果)勝負どころで厳しい形になった。戦術や戦略も含めて、自分自身が力不足を補わないといけない。 (今後の課題)元々、我々は守備や走塁をきっちり鍛えていこうとやってきた。それを再度鍛えて、バッテリー中心に守り勝っていきたい。