67年連続増配はダテじゃない、P&Gが値上げ後も強い理由
紙おむつの「パンパース」など、日用品各ジャンルで多くのブランドを抱える(写真:ブルームバーグ)
アメリカ市場に上場している注目銘柄を取り上げる連載企画「はじめての米国株」。今回はアメリカの日用品大手「プロクター&ギャンブル(P&G)」を紹介する。(最新の ドル円相場はこちら です)P&Gは創業1837年の超老舗企業。現在の主力ブランドとしては、洗剤の「アリエール」、紙おむつの「パンパース」、化粧品の「SK-2」、シャンプーの「パンテーン」などが挙げられるだろう。 同社は世界180カ国、年間50億の人々の手元へ商品を提供しているグローバル企業。優れた現金創出力を背景に、過去133年間も株主への配当支払いを欠かしたことがないという側面で、株式市場でも注目される存在だ。 2014年より真に競争力のあるブランドと商品のみに経営資源を集中することを目指し、ブランド数の大幅な削減(170→65)を柱とする事業再構築に取り組んだ。以降数年はブランド売却や市場撤退に伴う減収と、一次的な損失を計上する期間があったが、2018年6月期以降は増収基調を取り戻した。
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大和証券 米国株執筆班