【NFL】タイタンズ戦での劇的な敗北に“屈辱”を感じながらも、“活力”を見出すドルフィンズHCマクダニエル
テネシー・タイタンズの終盤の大逆転劇は、対戦相手の助けなしには起こらない。マイアミ・ドルフィンズは現地11日(月)の夜、タイタンズに勝負を決めるあらゆるチャンスを与えた。クオーターバック(QB)トゥア・タゴヴァイロアのファンブルを含むレッドゾーンでのミスから、タイタンズ新人QBウィル・レビスにバラバラにされた守備陣、試合を決定づける最後のファーストダウン更新に失敗した攻撃陣と、28対27での敗北はチーム全体の失敗だった。 【動画】2023年第14週:本拠地でタイタンズとの一戦に臨むドルフィンズ
チームの公式記録によれば、ドルフィンズのヘッドコーチ(HC)であるマイク・マクダニエルは試合後に「われわれ全員に責任がある」と語ったという。
ドルフィンズは第4クオーターにタイタンズから2つのターンオーバーを獲得し、残り5分を切った時点で27対13とリードを奪ったが、その後すぐに2つのタッチダウンを献上し、攻撃陣も失敗を犯して敗戦のきっかけになってしまった。
マクダニエルHCは「負けるのは当然だったと思う。全員がこの敗北に関与していた。故意ではない。今週何かが起きたわけではない。この1週間の練習は本当に、本当に良かったと思う。しかし、短い時間で多くのヤードを与えてしまった。フィールドポジションが短くなり、攻撃陣が3アンドアウトになった。文字どおり、これ以外にこうなりようはなかった」と話した。
ドルフィンズの攻撃陣は、ワイドレシーバー(WR)のタイリーク・ヒルが足首のケガで欠場していた間、ほとんどの時間苦しんでいた。ヒルの復帰は攻撃陣全体を活性化させたが、タゴヴァイロアはリズムに乗れず、パス33回中23回成功、240ヤード、タッチダウン0回、インターセプト0回に終わり、2023年シーズンの試合で初めてタッチダウンパスがない試合になった。
タゴヴァイロアは記者陣に対し「チームのゲームプランとして考えていたのは、俺らのチームに殻をかぶせ、ボールを走らせ、それで相手を倒すことだったと思う。でもタイリークのような選手がケガでいなくなると、それは厳しいものになる。さらに鍵となるオフェンシブライン(OL)までいなくなると、前線の仲間だけでなく俺らの計画した作戦まで難しくなってしまうんだ」とコメントした。