ファジーカス、引退後は「ゴルフを極めたい」次世代育成にも意欲 サプライズの渡辺雄太にも感謝 「すごく特別」
プロバスケットボール男子Bリーグの川崎で、日本代表でも活躍したニック・ファジーカスの引退試合が30日、川崎市とどろきアリーナで行われた。 ファジーカスとともに日本代表として戦った選手や、元川崎のチームメート、スタッフが大集結。ファジーカスは前半からダンクや3点シュートで得点を量産。Bリーグのキャリアハイ41得点を上回る73得点をマークし、最後までファンを沸かせた。 引退後は「ゴルフを極めたいと思っている。ゴルフをできるだけやる。奥さんに怒られない程度にゴルフにつぎこみたい」。また、今後の日本バスケ界の発展、次世代育成にも意欲を示し「日本バスケから姿を消したいとは思っていない。やりたいのは育成に関わっていきたい。学びたいと思っている選手に経験や知識を伝えていきたい。次世代の底上げが日本バスケの底上げ。限界はないと思っている。若い世代へ、僕自身が何か影響与えられるんじゃないかと思う。日本バスケを次のレベルに持っていく手伝いができたら」と語った。 またこの日は、今季NBAグリズリーズでプレーした渡辺雄太も“サプライズ”で登場。「体育館について『来てくれるんだ』と(知った)。すごく特別だと思った。彼とは試合前にも話したが、NBAから帰ってきて、彼がBリーグでプレーする姿を僕自身、見れないのはさみしい。彼自身がどれくらの影響与えてくれるのか、見守っていくのも楽しみにしている」と話した。
報知新聞社