まさかの非情宣告…たった3年で戦力外となったドラ1戦士(6)高卒入団3年で“見切り”
プロ野球の世界で長く活躍できるのは、ほんの一握りの選手だけである。たとえ将来有望とされるドラフト1位指名の選手でも、活躍が難しいと判断されてしまえば、若くして戦力外通告を受けることもある。今回は、わずか3年間で戦力外通告を言い渡されたドラ1選手を取り上げる。
甲斐拓哉
出身:長野県 投打:右投右打 身長/体重:183cm/83kg 生年月日:1990年12月18日 ドラフト:2008年ドラフト1位 高校時代に最速150km/hをマークし、オリックス・バファローズに入団した甲斐拓哉。将来のエース候補として期待されたが、早期に戦力外通告を受けてしまった。 東海大三(現:東海大諏訪)では、1年時からエースとして君臨。3年春にはノーヒットノーランを達成するなど、圧巻投球を見せた。世代トップクラスの評価を受け、2008年ドラフト1位でオリックスに入団した。 早い段階での活躍を期待する声もあったが、ルーキーイヤーは故障の影響もあってファームでも1試合の登板に。翌2010年には春季キャンプ中に故障し、シーズン前半をリハビリに費やした。 2011年も一軍マウンドに立つことはできず、同年オフに戦力外通告。育成選手として再契約したが、翌年に再び戦力外通告を受けてしまった。 その後は独立リーグで野球を続けたが、2015年をもって任意引退が発表。現役生活にピリオドを打った。
ベースボールチャンネル編集部