打線を引っ張る（左から）真鍋慧選手、中川将心選手、内海優太選手＝広島市安佐南区の広陵グラウンドで２０２１年１２月２７日午後０時５４分、根本佳奈撮影

　第94回選抜高校野球大会（毎日新聞社など主催）の組み合わせ抽選会が4日、オンラインで行われ、対戦相手が決まった。 【過去には小芝風花さんも】センバツ応援イメージキャラクター 　Aゾーンは昨秋の明治神宮大会準優勝の広陵など地区大会優勝校が最多4校も集まり「最激戦区」となった。 　1回戦屈指のカードは、昨秋の地区大会を制した広陵―敦賀気比の対決だ。中国王者の広陵はともに注目のスラッガーである内海、真鍋の3、4番を擁し、打線の破壊力は大会屈指。北信越覇者の敦賀気比はエースで4番の上加世田の出来がポイント。ともにセンバツ優勝経験がある広陵・中井監督と敦賀気比・東監督の采配も試合の鍵を握る。 　クラーク記念国際―九州国際大付は明治神宮大会1回戦の再戦で、この試合は九州王者の九州国際大付が5―1で勝利した。九州国際大付は1年生の強打者・佐倉、強打の捕手・野田を中心とした打線が強力で、昨秋の公式戦は出場校中トップの18本塁打を放った。クラーク記念国際は本格派右腕・辻田、技巧派左腕・山中の二枚看板でしのぎ、ロースコアの展開に持ち込めるか。 　開幕カードは浦和学院と大分舞鶴の対戦。浦和学院は森士（おさむ）前監督が昨夏限りで退任し、長男の森大監督が引き継いで初の甲子園となる。21世紀枠で初出場の大分舞鶴も攻守で鍛えられている。【大東祐紀】 　◇「打ち崩す」「舞鶴魂を」燃やす闘志 　主将らの談話は以下の通り。 　浦和学院・八谷晟歩主将　（相手は）いい投手がいるので、打ち崩せるように頑張る。相手に関係なく、自分たちの野球をやるだけ。（監督が代わり）新体制になって取り組んできたことを、甲子園で発揮したい。 　大分舞鶴・甲斐京司朗主将　（開幕試合で）少し緊張するが、とてもうれしい。甲子園でプレーできることも楽しみ。応援してくれる地域の期待に応えたい。「舞鶴魂」を見せつけ、感謝を忘れず全員で頑張りたい。 　◇Aゾーンの1回戦組み合わせ ・第1日（18日） 10時　　浦和学院（埼玉）―大分舞鶴 12時半　和歌山東―倉敷工（岡山） 15時　　クラーク記念国際（北海道）―九州国際大付（福岡） ・第2日（19日） 9時　　広陵（広島）―敦賀気比（福井） 　◇全31試合をライブ中継 　公式サイト「センバツLIVE！」（https://mainichi.jp/koshien/senbatsu/2022）では大会期間中、全31試合をライブ中継します。また、「スポーツナビ」（https://baseball.yahoo.co.jp/senbatsu/）でも展開します。