神戸沖漂着のクジラ死骸、処理に2800万円 骨格標本化の方針 調査でナガスクジラと判明
2024年10月に神戸市垂水区の沖合に漂着しているのが見つかったクジラの死骸について、市は15日、処理費用が計約2800万円に上ると発表した。またこのクジラは、一般財団法人日本鯨類研究所の調査でナガスクジラと判明した。 【写真】台風接近に伴い、陸揚げされたクジラ(昨年11月) 市は既にクジラの死骸を骨格標本にする方針を決め、約900万円かけて陸揚げした。市によると新たに市内の建設会社と1925万円で契約し、神戸沖の埋め立て処分場で死骸に土砂をかぶせる。約3年間保管して腐敗させ、骨格を採取するという。 処理作業は17~24日に行うが、関係者以外は立ち入れない。(井沢泰斗)