更新途絶えていた生活シム&放置系ゲーム『Chill Town』開発元が個人的問題や財政難について説明―正式版へ向けての開発計画も公開
Low-Hi Techは、シミュレーション&放置系ゲーム『Chill Town』の現状と今後の計画を公開しました。 【画像全3枚】
『Chill Corner』開発元が早期アクセスリリースしたリラックスした生活シム
本作は『Chill Corner』を手掛けたデベロッパーによる生活シミュレーション&放置系ゲーム。仲間を育てながら虫捕りや釣りなどのアクティビティを楽しんで生活するほか、建築要素なども用意されています。
2024年3月に早期アクセスとして発売された本作は、記事執筆時点の12月17日で154件中72%が好評の□やや好評□という評価になっていることも確認できます。
更新が途絶えていた事情を説明
早期アクセスということで頻繁なアップデート配信がされていた本作ですが、7月12日のアップデート0.7.5からは更新が途絶えていました。その理由や今後についての説明をする文書が、公式XアカウントやSteam上で公開。開発状況に関しての更新がなかったのは、個人的な家族や健康の問題に対処していたからだということが説明されています。
また財政難であることも明らかにされており、『Chill Corner』のDLCや『Hot Springs | 温泉 (Onsen)』の発売は収入源を多様化するためだったということです。実施していたKickstarterについては、様々な費用を差し引いて受け取った金額はキャンペーンのページで確認できる調達額の半分以下であり、限られた資金で2023年11月まで8人のチームを維持し、その後の2024年3月までは個人の資金で運営していたとしています。
早期アクセスとして販売してきた9カ月間で6,000本以上を売り上げ、生活費と以前に融資された開発費の返済費用にはなったものの、過去4カ月間で収益が減少したこともあり開発チームは現在アーティストのいない2名のみであるということです。
苦しい状況が明らかにされていますが、正式版を2025年第1四半期にリリース予定とする計画も公開されています。それによると博物館システム、新しいクエストライン、季節と祭りシステム、バグ修正とゲームプレイの改善などを追加するつもりであると記載されています。
『Chill Town』は、Windows(Steam)向けに早期アクセスとして1,700円で販売中です。
Game*Spark いわし
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