山中温泉走って笑って 寛平マラソン1019人が力走 芸人ら声援送る
タレントでマラソン愛好家の間寛平さんが全面協力する「加賀温泉郷寛平ナイトマラソン2024」(北國新聞社後援)は7日、加賀市山中温泉で行われ、ライトを携えた全国の1019人が山あいの32キロのコースを駆け抜けた。間さんや吉本興業の芸人も駆け付けて声援を送り、湯の町の大会を盛り上げた。 出発点の山中座広場で行われた開会式では、宮元陸市長と間さんがあいさつし、ランナーを激励した。吉本興業の芸人らも軽快な掛け合いで参加者の緊張をほぐした。 宮元市長の号砲で午後4時に一斉にスタートを切った出場者は、我谷ダムや九谷磁器窯跡、重伝建(重要伝統的建造物群保存地区)の「加賀東谷」、四十九院トンネル、立杉峠などを巡る起伏の激しい道を疾走した。 お笑い芸人でマラソン選手としても活躍する宇野けんたろうさんと元プロサッカー選手の太田宏介さんがゲストランナーを務めた。 午後6時過ぎからランナーが順にゴールし、男子は金沢市の林太志さん(43)、女子は砺波市の竹田奈々子さん(25)が1位となった。 後夜祭ではお笑いライブや山中青年団による獅子舞が披露された。山中座周辺にはキッチンカーや飲食ブース24店が並び、走り終えたランナーや応援の家族らが舌鼓を打った。