亀梨和也、40歳目前で「自分が抜けていることをやっと納得し始めました」
■本来子供っぽくてお調子者なんです
亀梨演じる佐久間と共に副社長・葛城に一矢を報いるパートナーとなるのが、葛城の娘である樹理。演じるのは見上愛だ。見上は亀梨との共演で「おちゃめな人」とコメントを出している。 亀梨は「おちゃめですか……」と笑うと「20代の俳優さんと共演すると、『学生時代に観ていました』とか『CD買いました』とか言われるんですよ。なんとなく距離があるというか、テレビ等のパブリックイメージで無口に思っている方が多いんですよね」と語る。 しかし亀梨は「でもこういった取材をしてくださっている方は分かると思いますが、決して無口ではないし、結構ボケたがりでもあるんですよね」とパブリックイメージとの違いを述べると「僕自身はそちら側で生きているつもりなのですが、あまり届いていないんですよね。どちらかというと大勢の人の前では斜に構えているというか、鎧(よろい)を着てしまう習性はあったかもしれません。本来僕は結構子供っぽいというか、お調子者だと思うので、自分ではあまり意識しておちゃめに振る舞っている感じではないんです。あとは40歳を目前にして、自分の抜けているところに少しずつ気づき始めたというか、もともと気づいてはいましたが、やっと納得し始めたというところですかね」と語っていた。 ■計画通りにいかない人生!それでも最近は「ちゃんとプランを立てよう」 作品やキャラクターについてしっかりとディスカッションしながら撮影に臨めたという亀梨。一方で、現場で生み出されるリアルな感覚も作品には取り入れられている。 亀梨は「演じるという意味ではしっかりとプランを考えて臨みますが、基本的に日常の生活ではあまり計画通りに生きられないタイプなんです。結構行き当たりばったり。料理をするときもレシピ通りに作るというよりは、結構アバウトで。何が起きるか分からない方が本質的には好き」と笑うが「最近のテーマとしてちゃんとプランを立てて生きることを意識しているんです」と語る。 本人が「行き当たりばったり」と語った自身の生き方。そのことについて「亀梨君は自信があるんだよ」と言われることが多いと言うが「決して自信があったわけではなく、僕の人生のなかで思いがけないことが起こることが多くて、あまり決め込んで生きていると、対応ができなくなってしまうストレスに抗うための手段のような気がするんです」と自己分析していた。 原作は2002年に刊行された物語。そこから20年の歳月を経た実写化は、さまざまなシチュエーションで、令和の時代にアップデートされている。亀梨は「時代の変化はありますが、僕が演じる佐久間というキャラクターの行動が、普遍的なものとしてどう受け入れられるか。プライドと恋愛という二つの軸でしっかり表現できるように丁寧に演じました」 と語っていた。 ◆【第1話まるごと無料配信】連続ドラマW 東野圭吾「ゲームの名は誘拐」 主演・亀梨和也 配信期間:2024年5月28日午後7:00~7月8日午前11:00