北島三郎、ファンの前で1年5か月ぶり歌った 「命ある限り進んでいきたい」生涯現役誓う
歌手の北島三郎(88)が5日、東京・J:COMホール八王子で、コンサート「令和・歌の祭典2024」に出演した。 客席から「サブちゃ~ん!」と声援が飛ぶと、北島から笑みがこぼれた。昨年6月29日に東京・中野サンプラザで行われた「令和・歌の祭典」以来、約1年5か月ぶりとなるファンの前での歌唱。公演前は「お客様に喜んでもらうために歌うだけ。歌の力で皆さんを元気づけたい」と謙虚に意気込んでいたが、ファンからの声に頬が緩んだ。 今公演は、10月4日に迎えた北島の米寿祝福の場でもあった。コンサートには、美川憲一(78)、瀬川瑛子(76)、細川たかし(74)ら29組がお祝いに駆け付け、北島の代表曲「北の漁場」を大合唱。細川は「体に気を付けて、100歳まで歌ってほしい」と祝えば、北島は「あっという間に88歳。生きているのではなく、生かされている。命ある限り進んでいきたい」と生涯現役を誓った。 コンサートでは他にも、5日に発売の新曲「東京の空」も披露した。北島は「自分の人生を歌った曲。歌っていてジーンと胸に来る。でも、歌詞が覚えられないんだよなぁ。聞いてるお客さんも初めて聞くし、間違っても分からないか!」と笑わせつつも熱唱。椅子に座りながらの出演だったがコンサートを完走した。
報知新聞社