マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンが最後の共演 『2度目のはなればなれ』10月公開
マイケル・ケインとグレンダ・ジャクソンが50年ぶりに共演した映画『The Great Escaper(原題)』が、『2度目のはなればなれ』の邦題で10月11日に全国公開されることが決定した。 【写真】2021年1月公開『キング・オブ・シーヴズ』のマイケル・ケイン 本作は、89歳の退役軍人がノルマンディ上陸作戦70年記念式典に参加するため、老人ホームを抜け出した実話をもとにした人間ドラマ。『ジョニー・イングリッシュ 気休めの報酬』『シンクロ・ダンディーズ!』のオリヴァー・パーカーが監督を務めた。 主演を務めたのは、『ハンナとその姉妹』『サイダーハウス・ルール』でアカデミー賞を2度受賞したケイン。共演には、『恋する女たち』『ウィークエンド・ラブ』でアカデミー賞を受賞したジャクソンが名を連ねた。ケインは本作で引退することを表明し、ジャクソンは全英公開を控えた2023年6月に87歳でこの世を去ってしまったため、本作は長きにわたって活躍した2人の最後の共演作となった。 物語の始まりは、2014年夏。イギリスの老人ホームで寄り添いながら人生最期の日々を過ごす老夫婦バーナード(マイケル・ケイン)とレネ(グレンダ・ジャクソン)のある行動が世界中の大ニュースとなった。バーナードはひとり、フランスのノルマンディへ旅立つ。彼が行方不明になったという警察のツイート(#TheGreatEscaper)をきっかけに、世界中で話題になったのだ。ふたりが離れ離れになるのは、人生で2度目。決して離れないと誓った男がどうしてもはなればなれにならなければならなかった理由とは。そして、必ず戻ってくると信じる妻の真実の想いとは。 あわせて公開されたポスタービジュアルには、「もし、またどこかに行くことがあれば、私もいっしょにいくわ...。」というメッセージが添えられ、バーナードとレネの2人が寄り添う姿が描かれている。
リアルサウンド編集部