岡山県内で人身事故最多 大雲寺交差点を点検 県警など 23年10件12人
岡山県警などは4日、2023年の人身事故発生件数が県内ワーストとなった岡山市の国道30号の大雲寺交差点で事故防止のための現場点検を行った。 岡山中央署員や道路を管理する国土交通省岡山国道事務所職員ら9人が、ドライバー目線で交差点の見通しや事故が起きやすい状況を改めて確認した。これまでの事故から国道を南北から右折する際に対向車線を確認しづらいとして、右折レーンの標示改良、信号の点灯時間の調節といった対策が取れないか意見を出し合った。 県警によると、大雲寺交差点は県内有数の交通量があり23年は死者がゼロだったが、人身事故は10件で12人がけがをした。右折時の事故は6割を占めた。 同署の對中貴之交通官は「大きな交差点を右折する際は直進車を十分確認し、心に余裕を持って曲がって」と呼びかけている。 県警は他の事故多発交差点でも随時、道路管理者と合同で点検を行う。