同じ医師の手術で3人死亡、岐阜 がん治療、医療事故と公表
東海中央病院(岐阜県各務原市)は21日までに、同じ外科医によるがんの手術中、大量出血などで患者が死亡した3件の事案を医療事故と確認したと明らかにした。「高難度に分類される手術の実施は慎重に判断することが求められる」などとする再発防止策を公表し、国の医療事故調査制度に基づき、第三者機関「医療事故調査・支援センター」に報告した。 病院によると、手術は2016年2月、18年8月、22年2月に行われた。いずれも同じ男性外科医によるがん治療の手術で、男女3人が出血性ショックで亡くなった。外科医は昨年6月に退職した。 松井春雄院長は「再発防止に職員一丸となって取り組む」とのコメントを出した。