契約を更改後に会見をする巨人京本（撮影・上田悠太）

　巨人京本真投手（20）が1日、都内の球団事務所で契約を更改した。年俸40万円アップの460万円でサインした。 　3年目の今季は3月に支配下契約を勝ち取った。1軍でもプロ初登板を含む4試合に登板して防御率3・60だった。イースタン・リーグでは30試合登板で防御率4・99。「いい悪いすごいはっきりした年だった。すごく勉強機会をいただいた年なのかな」と中継ぎでの経験を積んだ。 　来季は先発で勝負する。交渉の席では球団側に「菅野さんの穴を埋められるようにやりたいと思います」と心意気を伝えた。7日にオーストラリアへ出発し、ウインターリーグで武者修行を積む。「パワーヒッターがいる中で、どの球で打ち取れるか。抜きどころ行きどころをしっかり勉強してきたい」と投球術を磨く。 　ウインターリーグから帰国後、オフは3年連続で大勢と自主トレに励む予定。「大勢さんはきついトレーニングも楽しいと思えてしまうほどの明るい方。人としても、野球人としても尊敬する方。先発と抑えとポジションは違うが、一緒に野球をやってたら、自然と頑張るぞって気持ちが出てくる」とフィジカルを中心にレベルアップに励む。来季に向けては「経験は他の1軍投手には劣ると思うんですけど、若々しく荒々しくやっていけたら」と話した。（金額は推定）