トランプ大統領が”爆弾暴露”「安倍首相は(G7で)我々に(東京五輪を)どうするか決断していないと話した」
五輪のボート競技で4つの金メダルを獲得しているマシュー・ピンセント卿(英国)は、BBCラジオ4のインタビューに答え、「五輪の延期か中止かに多くの選択肢は残されていない。そのことよりも世界が直面しているもっと大きな心配事があるだろう。アジアの国々や欧州のほとんどの国で政府の勧告によりスポーツイベントが中止になっている。今後、五輪選手は、個人としてだけでなく、チーム環境から見ても、ちゃんとした練習を行えるようには思えない。(IOCが五輪を予定通り行うと主張しているのは)彼らが東京五輪に対する責任を感じているのだと思う」と批判した。 またBBCによると、パラリンピックの陸上競技で11個の金メダルを含む、15個のメダルを獲得している“レジェンド”タニ・グレイ・トンプソン女史(英国)も、「五輪が延期されるのならば、アスリートたちは今、それを知る必要がある」と、IOCの態度を批判した。 同女史は、「選手たちは、今、(延期かどうかを)知る必要があり、延期されるのならば、その今後の日程について知っておく必要がある。日本では大きな経済的影響もあり、この状況は良くない。世界中で本当に深刻なことが起きており、こうした(延期すべきかといった)ことについて話し合うのは少し馬鹿げている」とコメントした。 リオ五輪の英国競歩代表だったトム・ボスワース氏も「五輪は秋まで延期されるべきだ。難しい決断だが、私の意見として五輪大会を成功させるためには、全員が(公平に)参加資格を得られ、正しく準備ができるように延期されるべきだと思う」と主張している。 五輪開催の可否を決めるのは、安倍首相でも日本の東京五輪組織委員会でもなくIOC。欧州、アフリカやその他の各地域のオリンピック委員会は、「五輪の予定通りの開催を支援する」と表明したが、オリンピアンからの拒否反応が、これだけ増えている以上、もうIOCが正式に延期、中止の検討を表明せねばならない段階にきているのかもしれない。