詐欺被害相次ぐ…男鹿市の40代男性 ロマンス詐欺で暗号資産605万円分の被害 国際電話や副業広告きっかけの被害も
ABS秋田放送
詐欺の被害が相次いでいます。 男鹿市の40代の男性が、SNSで知り合った女性を名乗る相手に親近感を抱き、605万円分の暗号資産をだまし取られたほか、国際電話や副業に関する広告がきっかけの被害が判明しています。 男鹿警察署の調べによりますと、男鹿市に住む40代の男性は、今年9月、SNSのFacebookで、女性を名乗る相手と知り合い、無料通信アプリ LINEでやり取りを重ね、親近感を抱くようになりました。 その後、相手から「暗号資産でデジタルアートを購入して売ればもうかる」などと勧められ、実際に暗号資産を購入。 デジタルアートを購入するための費用として、先月末までに合わせて605万円分の暗号資産をだまし取られました。 また、秋田中央警察署の調べによりますと、由利本荘市に住む50代の男性は、9月に“+1”で始まる国際電話から着信があり、「あなたの携帯に感染したウイルスが悪さをしていて、多くの被害者が出ている」「カネを払えば裁判は行わない」などと言われました。 男性は、相手の指示に従い、個人名義の口座に合わせて約250万円を振り込み、だまし取られました。 さらに、相手から示談の費用として、東京の販売店で電子マネーを購入するよう要求された男性は、これに応じて、140万円分の利用権をだまし取られました。 また、秋田臨港警察署の調べによりますと、秋田市に住む20代の女性は、今月1日、動画共有アプリ TikTokに表示された「ビーズを仕分けてお金を稼げる」という広告にアクセスして、相手とLINEで連絡を取り始めました。 しかし、相手から紹介されたのは、動画共有サイト YouTubeの動画を再生して画面のスクリーンショットを送信するという“副業”で、画像を送ったところ、女性の口座に報酬として2000円が入金されました。 さらに相手から「もっと高額な報酬が得られる仕事がある」などと持ちかけられ、女性は、指定された口座に合わせて191万円あまりを振り込み、だまし取られました。 県内で連日のように詐欺の被害が明らかになっています。
警察は、現金や暗号資産の要求に応じる前に相談するよう呼びかけています。