鹿児島県警の元警部「欲望を抑えることができなかった」 知人女性に不同意わいせつの罪で初公判 検察は懲役1年6カ月を求刑
鹿児島放送
知人女性の同意を得ずにわいせつな行為をした罪に問われている元警察官の男は25日の初公判で、「欲望を抑えることができなかった」と起訴内容を認めました。 不同意わいせつの罪に問われているのは県警本部・公安課の元警部 幸得健一郎被告(51)です。 起訴状などによりますと幸得被告は今年3月、県内で40代の知人女性の同意を得ずに体をさわるなどしたとされています。 初公判で幸得被告は「間違いありません」と起訴内容を認め、「自分の欲望を抑えることができなかった」と述べました。 検察側は知人を交えた食事の後、被害者の車で送ってもらう途中、着衣の上から胸をもむなど車内でわいせつな行為に及び、抵抗する被害者が、受け入れることを期待して行為を繰り返したと指摘。 「警察官に対する信頼を失墜させるなど社会的影響も大きく、結果は重大」などとして懲役1年6か月を求刑しました。 一方弁護側は、「示談には至らなかったが被害弁償金95万円を支払っている。警察官の職も自ら辞して、一定の社会的制裁を受けている」などと執行猶予付きの判決を求めました。 判決は来月10日に言い渡されます。