<長縄まりあ>「わんだふるぷりきゅあ!」 前代未聞“犬のプリキュア”と「一緒に成長」
「最初はせりふに『ワン』とあったので、ワンちゃんなのかな?と思っていたのですが、小さい犬なのか、大きい犬なのか分からないまま演じ、スタジオオーディションで初めてビジュアルを見て、可愛い!となりました。オーディションは、とにかく必死でした。犬がどうやってプリキュアになるのか全く想像できませんでしたが、絶対に可愛い!と思いながら演じていました。ワンちゃんは献身的で飼い主のことを思っています。飼い主と話せるようになると、絶対にうれしいに決まっている!と思いながら演じていました」
犬のこむぎは、人の姿になり、さらにプリキュアに変身する。犬の状態でも人間の言葉をしゃべれるようになる。
「第1話では、こむぎ自身、まさかしゃべれるようになるとは思っていませんし、人間を想像させないように完全にワンちゃんとして演じていました。人の姿になって、しゃべれるようになったら、ワンちゃんの状態では犬68%、人32%くらいで、人になったら犬30%、人70%くらいの意識で演じています。そうやって考えることが楽しいです。ワンちゃんの状態で驚く時は、犬であることを残したいですし、人の時の『ワン』は、人がワンちゃんのまねをする時、人から見たワンちゃんの鳴き声を意識しています」
長縄さんは、犬と人の絶妙なニュアンスを表現しようとしているようだ。プリキュアに変身した際の演技はどうしているのだろうか?
「キュアワンダフルはこれから成長していくはずなので、最初の頃は、いろはのことしか頭になくて、人になってうれしい、いろはとおしゃべりできることがうれしいという気持ちがあって、“ワンちゃんみ”があった方がいいのかな?と思っています。まだまだ完璧ではなく、これから成長していくはずですし」
◇初変身でプリキュアになったんだ!
長縄さんは、こむぎを演じることになり、犬を研究するようになった。
「犬の動画ばっかり見ています。いろいろな『ワン』があって、何かを伝えようとしていることもありますし、『クーン』は悲しい時なのかな?と思っていましたが、うれしすぎて言う時もあるようです。それに、お散歩中のワンちゃんもすごく見てしまうんですよね。今日もトイプードルが散歩していて、道路の段差があるところでこけていたんです。電柱に行きたかったみたいで、転んでもそこに向かっていました。やりたい!と思ったら一直線なところが可愛いんです。転んで大丈夫?と心配する暇すら与えてくれなくて(笑い)」