笑福亭鶴瓶＆原田知世、夫婦役で初共演 感動の実話を映画化『35年目のラブレター』2025年3月公開決定
落語家でタレントの笑福亭鶴瓶と女優の原田知世が初共演する、東映製作の新作映画『35年目のラブレター』の製作が決定した。一通のラブレターをめぐる夫婦の実話を映像化する作品で、二人は夫婦役を務める。監督は、『ぼくたちと駐在さんの700日戦争』などの塚本連平。映画は鋭意撮影中（2024年3月現在）で、2025年3月7日公開を予定している。 【画像】本人そっくり！「ドラクエ」のモンスターになった笑福亭鶴瓶 物語のモデルである西畑保さんは、戦時中に生まれ、十分な教育を受けることができず、読み書きができないまま大人になった。保さんは、自分を支え続けてくれた最愛の妻・皎子さんへのラブレターを自身で書いた手紙で伝えるため、夜間中学に通い始める。このエピソードは、2003年に朝日新聞で紹介されると、テレビや雑誌で取り上げられ、創作落語にもなるほど多くの感動を呼んだ。
西畑保役の鶴瓶は、「オファーをいただいて映画の脚本を読んで面白そうと思いましたし、その後原田さんが妻役だと聞いて『ぜひ！』とお伝えしました。原田さんには僕が旦那で気の毒ですけど……（笑）。全然喋らなくてもいいなって思える空気で、完全に夫婦になってます」と初共演の原田との夫婦役に自信をのぞかせる。
妻・皎子役の原田も、「物語自体は日常が描かれています。だからこそ、鶴瓶さんと一緒に夫婦の空気感やテンポを大切にしています。ワンシーンの積み重ねひとつひとつが、最後に大事な思い出のひとつひとつになる」とコメント。「そういう作品だと思って、鶴瓶さんをずっと見つめていろいろ発見したいですし、その時間を大事にしようと思います」と意気込んだ。
鶴瓶、原田、モデルの西畑さん、塚本監督のコメントは以下の通り。（編集部・倉本拓弥）
笑福亭鶴瓶（西畑保役）
西畑保さんのことは弟子のノンフィクション落語で字が書けない話だと大まかには知っていましたが、オファーをいただいて映画の脚本を読んで面白そうと思いましたし、その後原田さんが妻役だと聞いて「ぜひ！」とお伝えしました。原田さんには僕が旦那で気の毒ですけど……（笑）。全然喋らなくてもいいなって思える空気で、完全に夫婦になってます。先日、西畑保さんに実際にお会いしました。歳を重ねてから何かいいものを手に入れた人って、なんか嬉しそうなんです。そこが一番大事です。嬉しそうなんですね。「字」を書いたことで人生が豊かになって、それだけ努力もされて……凄く素敵な方でした。粛々と気張る必要なく淡々と過ごしていった結果に、幸せがある。そう思って撮影に臨んでます。何度も言いますが、原田さんと一緒に演技できるのが嬉しいですね（笑）。
