早くもドラフトの“目玉”に!? プロ注目の大学生野手(2)すでにプロ級の実力も
プロ野球が開幕を迎えたとともに、アマチュア野球界もシーズンが本格化した。中でも気になるのが今秋のドラフト候補選手の動向。特に大学生の中には、将来の日本球界を担うであろう逸材が多くいる。今回は、現時点で2024年のドラフト候補に浮上している大学生野手を厳選し、紹介する。
西川史礁(青山学院大)
豪快なフルスイングが魅力の長距離砲。欧州代表との強化試合で侍ジャパン入りするほどプロからも高い評価を得ており、ドラフト上位候補に挙がる。 龍谷大平安高では2年春の選抜で甲子園デビューし、3試合で3安打を記録。その後青山学院大に進むと、1年秋からリーグ戦に出場した。 大ブレイクを果たしたのは3年春。4番に座って打率.364、3本塁打、10打点の好成績を残し、東都大学春季リーグ優勝に貢献した。同シーズンはMVPとベストナインに輝いた。 昨季は大学日本代表でも4番を務め、日米大学野球で3割超の打率をマークして世界相手にも通用する打撃を披露した。 今月の6、7日に行われた欧州代表との強化試合では、初打席の初球を捉えてタイムリー2塁打を放つなど、2日間で7打数3安打。守備でも好プレーを見せ、並の大学生でないことを示した。 大学ラストイヤーはドラフトに弾みをつけるためにも、まずは春季リーグで引き続き結果を出していきたい。
ベースボールチャンネル編集部