家族葬、故人の遺志なのに 親戚から非難、ことあるごとに責められ…そんなに非常識?
家族葬と法事についての悩みです。昨年、母親が亡くなりました。本人との生前の話し合いにより、葬儀は家族葬で親しい親戚だけを呼び、四十九日の法事は家族だけで行いました。しかし、そのことを親戚の人に非難され、何かあるたびに責められています。そんなに常識に反しているのかと悲しい思いです。盛大に葬儀を行い、義理で来た人と、故人と関係のない世間話で盛り上がる方が常識でしょうか。家族ら親しかった人だけで故人を思うのも葬儀や法事ではないでしょうか。疑問に思います。 (匿名希望・56歳・長野市)
世の中は変化している
相談者さんの意見の通りだと思います。親戚の非難の理由は、ただ昔からの行動に従っているからではないでしょうか。世の中は変化しています。大勢が集まる時代は終了し、小規模で本当に故人をしのびたい人だけが参列する様式に変わっている途中と思います。あつれきはありますが、考え方は間違っていないと自信を持ってください。(T.K・60歳・松本市)
周囲より故人の遺志で
新型コロナ禍直前に亡くなった私の母は、生前「葬儀も戒名もいらない」と言っていました。お別れの会にしましたが、親戚の一人が「そんなのだめ。かわいそう」と大騒ぎ。母の遺志だと、やっと納得してもらいました。周囲が何を言おうが故人の遺志が反映されて、遺族が納得していればいいと思います。費用を出してくれるわけでもありません。(五十嵐あゆみ・59歳・佐久穂町)
別れの形は人それぞれ
別れの形は人それぞれだと思います。あなたは何も悪くないから心を楽にしてください。新型コロナ禍を経て、人生の見送り方は変わりました。故人を心よりしのぶことが大切で、派手に行いたい人はそうすればよいでしょう。故人は天国からきっとあなたにありがとうのエールを送っています。自分に自信を持って笑顔を取り戻してください。(ランちゃん・65歳・駒ケ根市)
周囲の思いもくみとる
私の母も家族葬でした。厳密ではなく、親戚や母の友人には知らせました。来る来ないはお任せしましたが、ほとんどの人は来てくれました。葬儀の方法は故人の遺志とご家族の思いでいいと考えますが、家族葬だと故人と親しかった人が葬儀の後に来ることがあります。周囲の「最期のお別れをしたい」という気持ちもくみとる必要があると思いました。(匿名希望・70歳・飯田市)