ボーイング、1-3月は予想より少ない6100億円の現金燃焼-株価上昇
(ブルームバーグ): 米航空機大手ボーイングは、1-3月に39億3000万ドル(約6100億円)の現金を燃焼した。燃焼額はアナリストの予想よりも少なかった。苦境に立つ同社は製造面の問題に対応し、生産作業のペースを遅らせている。
24日の発表によると、1-3月(第1四半期)の調整後1株損益は1.13ドルの赤字。売上高は165億7000万ドルだった。通期の利益見通しは示さなかった。
この発表後、株価はニューヨーク時間24日早朝の時間外取引で一時4.2%上昇した。
ボーイングの1-3月の調整後キャッシュフローは、ブルームバーグがまとめたアナリスト予想のマイナス44億ドルほど悪くはなかった。売上高、1株損益も予想を上回った。ここ数四半期にわたり赤字が続いていた防衛部門が営業損益で黒字に転じ、業績を押し上げた。
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原題:Boeing’s $3.9 Billion Cash Burn Adds Urgency to Quality Reboot(抜粋)
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Julie Johnsson