サブスクと音楽番組「うまく共存できたら」 松下洸平「with MUSIC」のナビ役に
「with MUSIC」日本テレビ系 土曜午後7時56分 言わずと知れた実力派俳優。シンガー・ソングライターとしての顔も持つ。その才知を生かし、司会の有働由美子とともに本番組に出演している。今でこそ有働との息はぴったりだが、4月のスタート当初は2人のテンポが合わないときが何度かあったという。 【写真】アーティストナビゲーターとしてコンビを組む松下洸平とMCの有働由美子と 「徐々に空気を読めるようになって、ここは有働さんの時間、ここは僕の時間というのが目を合わせなくても分かるようになりました」と安堵の笑み。 これまで稲葉浩志、宇多田ヒカル、ケプラー、SixTONES、JO1、高橋洋子、マカロニえんぴつらを迎えた。世代の幅が広いのが特徴だ。自身はアーティストナビゲーターとして「僕なりの視点」を大事にし、「ゲストのライブやレコーディングの映像が流れたときは、僕も同じ経験をするので、『僕の場合はこうですが、どういう景色を想像しながら曲を作ったのですか』とか、そんな聞き方を心がけています」と明かす。また、番組スタート前のスペシャルでは、ゲストのNiziUを応援するファンたちのパワーに圧倒されたという。「まさにライブ。これを目指せばいいんだっていうイメージが見えた瞬間でした」 番組では「テレビで楽しむ音楽」を追求。音楽サブスクリプション(定額制)サービスなど、聴き方が多様化している今だからこそのコンセプトだ。少年の頃は家族で音楽番組を見て、翌日、学校でその話をするのが常だったと振り返る。 「音楽番組からたくさんの情報と楽しさをもらっていたので、この番組もそうなればいいなと思う。僕はサブスクを否定する気はないし、むしろ、その中で生きている人間の一人。一方で、家族で見る音楽番組の存在も忘れたくない。うまく共存できたらいいなと思います」 CDデビューして約16年。年に1度、ライブツアーを行っている。自身が作る音楽はリズム・アンド・ブルース(R&B)、ブラックミュージックがルーツだが、TRFなどJポップも聴いてきた。 「小学生の時、ダンスが楽しくて録画した音楽番組を何度も見て、振り付けを覚えていました。TRFは僕がダンススクールに通い始めたきっかけであり、僕の音楽のルーツです」