NGK最速単独ライブの「8.6秒バズーカー」 ── 初漫才の自己採点は「20点」
「ラッスンゴレライ」「ちょっと待って、ちょっと待ってお兄さん!」の軽快なリズムネタで大ブレーク中のお笑いコンビ「8・6秒バズーカー」がこのほど、吉本史上最速となる結成11カ月で初の単独ライブを行った。「なんばグランド花月」(中央区難波千日前)には大勢のファンがかけつけ858席の会場は満席。2月の会見で「満席にならなかったらラッスンゴレライを封印」と公約していたが、チケットは発売1分で完売。この日、夜7時の開演早々、田中シングル(24)とはまやねん(24)は派手なBGMに乗せて「ラッスンゴレライ」を繰り出し、ステージに立つと、「満員御礼でーす」と胸を張った。それから約2時間、新しいリズムネタや初めての漫才を披露。さらに藤崎マーケット、トレンディエンジェル斉藤、AFRA、エグスプロージョン、ひとりでできるもんといったゲスト出演者らとのコラボなど多彩な内容で会場を大いに笑いで包んだ。
リズムネタの先輩「藤崎マーケット」も登場
「リズムネタ以外の初めてのネタに挑戦しています」として、この日は初めての一発ギャグ、モノマネ、マジック、けん玉、モノボケなど、数々の初めての芸に挑戦。“一発屋”で終わらないために挑戦した初の漫才も披露した。 連日1~2時間の仮眠のみの状態が続くと言われる中、睡眠時間を削って午前6時までけいこし、4時間ほどの仮眠を経て劇場入り。開演2時間前まで、漫才のネタを打ち合わせていたという。 リズムネタの先輩「藤崎マーケット」がゲストで登場すると、先輩から数々の苦言が。コンビは、かつて「ラララライ体操」でブレーク後、勢いが急失速した苦い経験を持つ。トキは2人のために「リズムネタ廃止セミナー」を行った。「6、7年前、ラララライ体操でブレークした時はスケジュールは真っ黒」と話し、1カ月のスケジュール表をモニターで公開。「2年後おそろしいことに」と、2年後のスケジュールを見せると、ほぼ真っ白に!会場から覚めた笑いが広がった。 「真っ黒だったスケジュールが2年後には3本」と振り返り、「リズムネタをやったら体がボロボロになる」と説教した。それでも、「せっかくですからラララライ体操を」と懇願されると断り切れず、ランニングシャツ姿になって「ラララライ体操」を共演。会場は笑いと拍手で盛り上がった。 AFRA、エグスプロージョンら音楽界からもゲストを招き、最後は音楽ライブさながらの歌と踊りのステージを展開し、普段では見られないラッスンゴレライのライブとなった。