「何回言ったらわかるねん」高校教諭が居眠り生徒に体罰で戒告処分「再び寝る方もどうかと」「ヤングケアラーもいる」議論沸騰
6月17日、鳥取県東部の県立高校で、社会科を担当する30代の教諭が、授業中に居眠りをしていた生徒に「何いびきかいて寝てんねん、何回言ったらわかるねん、ぼけ」と暴言を吐いたり、教科書の角で頭を叩いたりする「体罰」が発生していたことがわかった。 「報道によると、1時間目の授業が始まって5分ほど経ったところで男子生徒が居眠りを始めたそうです。教諭は男子生徒の頭を教科書の角で叩き、生徒も一度は起きたようですが、5分後にまた居眠りを始めたため、男子生徒の机を蹴り、髪の毛をつかんで頭を揺さぶりながら暴言を吐いたということです。 その後、10分間立たせたままで授業を受けさせました。教諭も『体罰』の事実を認めたため、鳥取県教育委員会は7月31日付で教諭を『戒告』処分にしました」(週刊誌記者) ことの顛末を、鳥取県教育委員会に取材した。 「被害を受けた生徒の同級生の保護者と思われる方から教育委員会にメールがあり、教諭に聞き取りをしたところ事実を認めました。教諭はこれまで、同様の問題は起こしたことがなく、処分歴もありません。『怒りが(生徒に)向いてしまった』と説明していました。 生徒にケガはなく、被害届などを出すということも聞いておりません。『戒告』は懲戒処分のなかで、もっとも軽い処分になりますが、将来、校長になれないなどはありません。この処分が『軽すぎる』などの声は、今のところいただいておりません」 教員による体罰の報道は後を絶たないが、今回、教育委員会にメールを出したのが体罰を受けた生徒本人や保護者ではないことから、周囲の生徒に迷惑をかけたことなどを反省しているのかもしれない。 Xには、 《教諭も良くないが、再び寝る方もどうかと…》 《悪いけど、机を蹴飛ばした下り含めても、この事案を体罰とは思わないわ》 《暴力暴言は良くないが、叱られるのも怒られるのもしゃーない》 など、体罰はよくないとしながらも、教諭を擁護する意見が数多くポストされていた。一方、Yahoo!ニュースのコメント欄には、 《家事や幼い弟や妹たちの世話をさせられているヤングケアラーの子もいるし 家計が厳しくて早朝や夜にアルバイトをしているかもしれない》 《何回も居眠りしてしまうのは、何か病気とかあるのではないでしょうか?》 など生徒を心配するコメントが寄せられていた。生徒がケガをしなかったのが何よりだ。