「東洋館に出てやりますよ」 “意外な転身”宣言の吉幾三、デビューはいつに
大物演歌歌手が宣言した、意外な転身が話題だ。「雪國」「酒よ」などのヒット作で知られる吉幾三(71)のことで、今夏に本人が明らかにしていたものだ。 【写真をみる】吉幾三が“直談判”した相手とは?
芸能デスクが解説する。 「8月5日、公開中のハリウッドアニメ映画『怪盗グルーのミニオン超変身』のメガヒット御礼舞台あいさつの場でした。吉はこの作品で、主人公のグルーが英語で歌を歌うシーンの歌唱を担当しているのです」 グルーの声は、シリーズ第1作から14年にわたって笑福亭鶴瓶(72)が担当しているが、 「鶴瓶は50年来の友人という吉に、このシーンの代役を“やれや!”とオファーしたそうです。二人の掛け合いは漫才のようで、舞台あいさつは会場の笑いを誘いました。その最中に吉が“この間、漫才協会に入りました。ナイツ(の塙)に頼んで通知が来ました。年会費は8000円。僕は漫談やものまねができるから、(漫才協会の公演会場の)東洋館に出てやりますよ”と明らかにしたのです」
「漫才協会に入りたい」と直談判
この日に先駆けて、吉は漫才協会で会長を務める塙宣之(46)に入会を打診していたという。 「塙とその相方の土屋伸之(45)、そしてタレントの平野ノラ(45)たちと食事をしていた時だったとか。その時の様子はナイツがMCを務めるラジオ番組で明かされています。それによると、お酒が入ってご機嫌だった吉は、その場で漫談や一人コントを披露した。さらに“漫才協会に入りたい!”と直談判し、塙に年会費とばかりに1万円札を差し出したといいます」 もっとも、塙たち三人はあくまで冗談と受け止めたそうで、先の舞台あいさつでの発言にはかなり驚いたとの感想を漏らしているという。 まるで♪俺(お)ら東洋館さ行ぐだ~とばかりに吉が出演を願う東京・浅草の東洋館は、渥美清(故人)やビートたけし(77)をはじめ、多くの芸人が修業を積んだストリップ劇場「浅草フランス座」を前身とする。この場で漫才協会は、毎月1日から19日まで「漫才大行進」なる興行を行っているが、過去には複数の現役歌手が出演している。 漫才協会関係者が言う。 「一昨年には4人組の歌謡コーラスグループ『純烈』が出演し、新曲を披露したほか、漫才コンビのおぼん・こぼんやU字工事らとのトークに挑戦しています。実現こそしませんでしたが、その際にメンバーたちは協会入りを打診され、彼らも前向きに答えていました。昨年には、芸人の友近(51)が演歌歌手の水谷千重子としてゲスト出演していますね」